ゴリラがひとになるまで

世界一デカい教員を目指して。専門的な話はhttp://gori2ya.com/

国語のユニット構成➕理科ネタ

スランプから抜け出しました。

 

国語

「森林のはたらきと健康」

8時間扱い

 

★文章構成力の超成長

説明的文章を読み解くユニットを「読む➕書く」の両輪で学ぶようにした。

 

やったことは二つ

●文章の型を見極めること

要旨が頭にある「頭括型」

要旨が末にある「尾括型」

両方にある「双括型」

これらを見極める。議論させる。

目的は型を見極めることにあらず、あくまで「要旨とは何か」について追求する。

 

●説明的作文のモデルを示す

3パターンほど見せた。

子どもが書いた作文を今度、追加しようと思う。

統一したのは、

・4段落構成であること

・ナンバリングをすること

・おわり、ではなく「共通項をまとめる」こと

・話材が命であること

 

それぞれモデルを参考に2時間で書き上げさせた。修正などは消極的で基本的には、内容が伝わってくる文章であればよしとした。

 

これまで読み直さなかった子が

推敲をしている姿が見られた。

書かせた後の進め方であるが、

 

1set×4ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

説明文のノートを回収→ランダムに配布→

2分で読む➕感想を回ってきたノートに記入→

ノートを回す→以降繰り返し

5人ほど読み終えたら感想シートを配布し、

そのラウンドの中で一番よかった文章について記入する。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

結果、自分の文章に対して20名分の感想が残る。

また、感想シート(B5サイズの3分の1ほどのものである)の投票の結果を公表する。

 

みんな書く感想➕それぞれが1番に選ばれた感想が加わる。

例えば、おもしろいと思ってもらえた文章は8つほどの票を集めていた。その子は8枚の感想シートを得ることができる。

 

30名前後の感想シート×4set

120枚の感想シートが振り分けられる。

我ながらかなりおもしろいユニットの展開だった。コメントもかなりユーモアのあるものがあった。クスクス笑いながら読んでいた。

 

得た感想シートはノートに貼り付けさせた。

もちろん票を得られない子も数名いるので、次への闘志を燃やすように煽っておいた。

 

大切なのは話材というところまで、文章能力が向上した。

何より、子ども同士20人の文章を読んでも飽きない。教室では「そっちのノート貸して!!」そんな声が飛び交っている。

 

かなり成果の上がったユニットになった。

子どもの書いた文章を追加します。

また、すべらなかった理科、社会、算数、道徳の実践もあったので書きたいと思います。

 

やっぱり大切なのは最初にユニットをどう組むか。

 

理科はネタを紹介!

呼吸の実験➕唾液実験➕臓器づくり

●臓器づくり

・人体模型を教室に1週間

・名前はダニエルとハーマイオニー

・人の体をペンで✒️

・臓器は画用紙で

ポイントは大きさをしっかり真似ること】

 

ここまでで終わるつもりだったのですが、思ったより盛り上がったので、

・循環器系

・神経系

・筋肉

の中から好きに選んで、書き足してみよう

という時間を加えました。

 

・骨

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・循環器系

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・神経系
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・筋肉
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これは鉄板ネタになりそうです。