ゴリラがひとになるまで

世界一デカい教員を目指して。専門的な話はhttp://gori2ya.com/

【第1弾】ポケモンで考える進化論【長編】

明日の展望を持つ。来年の仕事を伝えられ、やる気が湧く。

 

みなさんは「ポケットモンスター」というゲームはやったことがあるだろうか。

私は非常に好きで高校3年生の頃は全国大会を目指してやっていた。水泳との両立が難しかったため、水泳をやめポケモンを優先したほど魅力的なゲーム。

 

ポケモンの魅力はその種類の豊富さにある。

現在806種類のポケモンがいる。基本的には戦わせて強いポケモンを育てることゲームである。

 

その過程で一定数以上戦ったポケモンは進化する。進化によって姿は大きく変わり、強くかっこよくなる。進化もポケモンの魅力的な要素である。

 

f:id:aty0114:20190324075016j:image

左からヒトカゲリザードリザードン

 

ヒトカゲは16レベル

リザードは36レベル

で進化する。

 

このように進化するための条件はポケモン毎に異なる。

 

ジムという関所が各地域に存在し、そこのジムリーダーに勝てばバッジ(証明書のような)がもらえる。

 

ゲームに出てくる最初ジムリーダーのタケシ。

執拗に岩ポケモンを使ってくる。

 

大体、ニビシティを越えたあたりでリザードに進化する。

f:id:aty0114:20190324075208j:image

 

 

その後のリザードンに進化するためにはリザードに進化させた時よりも時間がかかる。

大体タマムシシティあたりで進化する。

f:id:aty0114:20190324075447j:image

美少女エリカ様だ。

 

 

強いポケモンを育ててポケモンマスターになることが目標だ。

 

強くなるために進化は必要

進化をするためには経験値が必要

経験値を得るためには戦いが必要

 

より強い敵と戦うためには地道に経験値を積む必要がある。

 

私たち人間はどうか。

本当は姿形が変われば分かりやすい。

30レベルになると角が生えてくれば、あいつには戦いを挑むのはやめておこうとなる。

 

ただそうもいかない。世の中で勘違いしている人が多いので糺す(ただす)。レベルは年齢を重ねれば上がるものではない。

 

40歳で10レベルのニンゲンもいれば、15歳で90レベルのニンゲンもいる。最近、ハロウィン時期に大きな体をした子どもが大量発生するニュースが流れる。

 

生きていく中で経験値を得るためには敵(困難)に立ち向かう必要がある。世の中に困難と呼べるものはたくさんある。

 

勉強、スポーツ、受験、仕事、課題、人間関係、恋愛、、、

 

各ポイントに困難はあり、それを打ち克つことができた時始めて経験値をもらえる。

 

私は教員なので教員界の経験値の得る方法について考えてみる。

 

子どもを正の方向に変化させ、社会で活躍できるように育てる技量を身につけた教員。

 

強くなるために進化は必要

進化をするためには経験値が必要

経験値を得るためには戦いが必要

 

決して学校長になることが目標ではない。教育委員会で働くことも目標ではない。

 

1番大切なのは準備。1年目の教員は丸腰同然。余程人間的な魅力、何かの特化したスキルがなければなんとなくで1年が終わる。私は1年目も充実していたがな!!

とにかく1年目は環境を知ることが必要になる。

 

「来年はこうしよう」と経験から考える。タネポケモンは何も考えずに、反射的に行動しているから、「来年はこうしよう」、つまり後悔ができない。後悔は先にできないのだ。

 

※タネポケモン...進化していないポケモン。未熟な凡人の喩え(たとえ)。

 

 

生物学に反射という言葉がある。

例えば、熱いストーブを触ってしまった時

とっさに手を引く。「アッチィ!!!」

f:id:aty0114:20190324074450j:image

 

基本的には行動は

脳(意識)→脊髄(背骨)→各器官(手、足、臓器)

の順番で起こる。

 

反射(ストーブ)は

各器官→脊髄→各器官

f:id:aty0114:20190324082414j:image

※かなりはしょって書いてる。本当はもっと複雑だよ!

 

何かをやる時、何も考えずに反射的に仕事すると次に活かせないことが多い。

森羅万象に理由があり、考える必要のあることがたくさんある。ないこともあるけど。

 

すぐ返事するのは大切なスキルだけど絶対ではない。分かってないで仕事を消化するのはおそろしぃ〜と思う。

 

教員はかなりオタクな仕事だと思う。

○○先生の実践を試して、それがこんな結果を生み出しました!

導入を工夫したら去年よりも何人の子どもが算数を好きになりました!

外から見たら「何やってんだ」と思われることの方が多い。

 

だから拘ればどこまででも拘れる職業。反射的に、作業をこなすようにやっていい職業ではない。だからこそ面白い。

 

ニンゲン界の進化は目には見えないので自覚しにくい。しかし、自分の中で実感できたり、他者から評価されたりして実感する。自分をより好きになっていく。

 

ニンゲン界には残念ながら「ふしぎなアメ」はありません。

f:id:aty0114:20190324085450j:image

ふしぎなアメ...食べるとレベルが1上がるアメ

 

地道に経験値を積んでいくしかない。たまにイベントとかもある。イベントの時経験値は多くもらえる。また、敵が強ければ強いほど多くもらえる特徴もある。

高いレベルになってくると、次のレベルになかなか上がりづらくなる。

大人の得られる経験値と子どもの得られる経験値には大きな差がある。

子どもは本当に変わる。

 

やっぱり教師は楽しい。

 

 

 

次号「育成論〜3値で考えてみた。」をお送りしたいと思います。

 

 

 

 

追記

最近、以前までしていたことを捨てることが大事だと思ってます。抽象的なんですが、アップデートというより新しいコンテンツを作ってしまう。それが理想かもしれません。

過去の自分がやってきたことは正解とは限らない。それよりも新しいことを作っていきたい。