ゴリラがひとになるまで

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誤学習①〜コントロールされていることの把握

仕事をする上でテーマが大事

 

1校目では、とにかく学級経営

子どもを育てるために必要なことを学ぶ

 

2校目では、子どものつまずきを明らかにし、対応する、これは実践形式での学び

 

今日のテーマは「誤学習」について。

誤学習とは、間違った方法で良い結果が得られる経験をし、以降も間違った方法で解決しようとすること

です。

ちなみに初歩の初歩の考え方です。

 

行動には必ず結果が伴います。

食べたらお腹いっぱいになる。

 

①食べる=行動

②お腹がいっぱいになる=結果

 

①告白する

②付き合うことになる

 

基本的に我々人間は相手を自分の思うように動かそうと考える生き物です。

 

これを前提に誤学習を考えていきます。

赤子の時から相手をコントロールしようとする営みをしています。

 

彼らの場合、自分の要求を知らせ、満たすために泣きます。我々はその要求に応えます。

 

例でわかるように、赤子の場合は自己で解決できないので周りが世話をしなければなりません。

 

誤学習は赤子の例をベースに考えていくと理解しやすいです。

 

問題発生

解決方法を選択

結果

 

赤子の場合、

 

お腹が空いた(問題)

泣く(解決方法の選択)

食べさせてもらう(結果)

 

 

赤子ではなく、学童期(6〜12歳)の子どもが上のサイクルで要求を満たしている姿が見られます。

我々が教えることは、

解決方法の選択、もしくは選択肢を増やすこと

です。

 

自然とできるようになるという考えは非常に危険で確実に指導する必要があります。自分の思い通りにならないことが世の中にはあるということを教えなければなりません。

 

コントロールできないということを教える必要があります。ヒドゥンカリキュラムと似た概念になります。ここで説明すると長文になるので機会があれば触れていこうと思います。

 

指導で思った結果にならない場合は、まず、自分が子どもにコントロールされていることを把握することからスタートしましょう。

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