ゴリラがひとになるまで

世界一デカい教員を目指して。専門的な話はhttp://gori2ya.com/

学級経営ver.2

学芸大附属世田谷小の

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行ってきました。

 

今年も!

様々な学校からやる気のある先生たちがいらしてました。

 

毎年あるラウンドテーブル

 

ここでは、学芸大附属以外の先生が実践報告をします。6年生で報告をされた先生の初めの問いが「読書って一人でできるのに、みんなで読む理由は?」

子どもに聞かれた時に返せるかなぁ〜

少し悩みましたが、答えが出ない問いではありませんでした。

 

早稲田の附属小先生がいくつか提案をしてくださいました。

①最初の自己紹介を「あいうえお作文」

②運命の人!?ゲーム

ビブリオバトル

④真実はいつも一つ!推理ゲーム

⑤お札にしたい人、「君の名は。

④推理ゲームが特にやってみたいと思う活動でした。

「とっておきの推理小説から1話引用し、オチの部分は伏せ、子どもらに議論させながら犯人が誰なのか考えさせます。自分は相当考えました。また、すごく発表したかったです。できませんでしたけど!

 

分科会終了後に清水先生に声をかけていただきました!「来年ラウンドテーブルやりましょ」って笑

「やります!」って返しました!

 

とても嬉しかったです。また一つモチベーションが上がりました。

 

学習モデルの掲示

 

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さりげなくこれが今日1番の収穫だったかもしれません。

 

まずは先にやることを明確にします。

横断的なカリキュラムマネジメントを、とりあえずやるみたいなのは今年はなしにします。

悩んでいましたが、メインは国語にしようと思います。

 

テーマは「きく・はなす力を活用した『即興力』」

 

継続な活動としては、

・1分間スピーチ

ビブリオバトル

・辞書引き

・クラス年表

・てつがく

を考えています。

 

◆1分間スピーチ

1分間スピーチは28年度に身につけた原稿の構成、話の構成力を鍛えます。年間に何度も繰り返すことにより、より相手に伝わる工夫を考えてもらいたいと思います。

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また、このスピーチでもう一点、意識したい点があります。それは「質問力」です。

http://aty0114.hatenablog.com/entry/73694893

ざっくりと記述しましたが、とにかくこんな様子の学級の多いこと!!時間の無駄としか言いようがありません。

毎日やるからこそ、意図を持って活動させていきたいと思います。

 

ビブリオバトル

ビブリオバトルはご存知の方も多いと思いますが、最初は読んだ本の原稿をつくって、その本を紹介してもらう活動です。年度末に向かっては、原稿なしで3分話せることを目標にします。

https://youtu.be/zZ5TiOek36w

知らない人はこれを見てください。

この活動を継続的にしていこうと思います。

また、毎週の図書室が確保されている時間を有効に活用していきます。

本と子どもを合わせることにも意識したいです。

 

◆辞書引き

能動的な学習者の形成として一番手っ取り早い方法かと思います。これまでの学級経営の要ではないかと思います。

私も当然、辞書をガンガン弾きますし!そこから議論が生まれることもあります。いい意味で辞書的な意味までしか記されていないので、深める必要性も出てきます。

何より1番の効果は「先生、この漢字なんて読むんですか」という声がなくなります。漢字の学習についても、予め決められた内容を終えた子どもは自動的に辞書で意味を調べます。

とにかくそれぞれに辞書を1冊持たせることをおすすめします。

これは初任、2年生のころから保護者にお願いをして取り組んでいた活動でした。

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ただ、低学年だと言葉が増えていく様が面白く感じるようですが、6年生だと付箋を貼る作業は向いてなかったようです。

なので付箋は貼らずに実践したいと思います!

 

 

◆クラス年表

これは、菊池省三先生や清水良先生が実践されているのを見て、やりたくなりました。シンプルです。どのようにクラスに作用するかはわかりませんが、とりあえずやってみようと思います。

 

◆「てつがく」

「てつがく」を子どもにさせ、集団で使えるコミュニケーション能力について、今年自分は特化して学びました。特別支援級では会話が苦手な子が多くいました。

原因を分析をしてみると、

言葉の選択ができない

②話すタイミングがわからない

③相手の話の要旨がつかめない

以上の3つの点が問題として挙がりました。

 

1学期では、様々なテーマで話し合い活動を行いましたが、今ひとつ効果が見られませんでした。2学期では「話し合いの極意」というユニットを組み、授業をしました。

 

「相槌を打つ」

「話すタイミングを見つける」

「リアクションワードを使う」

 

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今年は上記の力を身につける上での指導法について論文を書きました。また、機会があれば書こうと思っています。

 

また、テーマについてはてつがくおしゃべりカードを活用したりしました。

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これはかなり使えました。

私たちが思っているよりも子どもたちは教師の答えを探す活動に慣らされています。その感覚を取り去ることから始まります。

 

あくまでも問題は答えがないもの。誰かが言ったことが真理かもしれない。数々の名言が生まれました。

私は基本的に手を挙げ教師が指名する規則的発言では子どもが無から有を生み出すことは難しいと考えます。敬語も妨げる作用をするように思えます。フランクな場の設定を大切にしています。賛否ありますが。

 

文学から概念に迫るか、生活経験のみに着目し概念の獲得を狙うか、今日は考えるきっかけになりました。

 

来年度は、朝学習15分が1時間目とくっつき、60分の授業が可能となりました。1週間に1度、その時間を使って30分程度、子どもたちで様々なテーマについて「かたる」をしていきます。

 

 

最近、キャラクターを使うんだよって言われてすごく楽になりました。頼りすぎず...

キリがないのでこのくらいにしておきます。

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世田谷の桜もきれいでした。

 

花見したいですね。

あっという間に枝見になりそうですけど