ゴリラがひとになるまで

世界一デカい教員を目指して。専門的な話はhttp://gori2ya.com/

10年目の初任者

更新してないねって話をして一週間。
更新します。

よく本を読んでいます。
色々な本。

最近変わってきたのは、教育書ばっかじゃなくなってきたことです。

半々くらいかな。
今年は去年よりも多く読んでいます。
そして感じることは、
知識は知識でしかないということ。

実践者が1番偉いと思います。
実践をやってナンボです。
いくらでも口では言えます。
思考の過程に実践がないと空中で論が広がっているだけなんです。
物凄く漠然とした言い方ですが。

また論だけで思考を動かせるほど経験もなく、やりたいこともたくさんある。


最近はTwitterで教育技術を広めている方を見ます。

私見ですが、多いのはビジネス×教育
=時間の効率化です。
主に時短テクニックを紹介しています。


このように基本的にアンチテーゼで展開されています。
私もTwitterで実践あげようかなーって思いましたが、評論家になりたくないのでもう少し考えます。

偏っていると感じます。
以下のパターンの人がいます。

①思いがある。でも実力がない。
②not聖職、仕事
③評論家
④無思考、無思想、前年度踏襲

Twitterで論を展開されている方は、かなり勉強されている方もいる。しかし、効率化を重視した意見が多い。

現場で気持ちが大事よ、という方はもっと学んだ方がいいと思う。

1年間は基本的にインプットをしなくても、とにかくアウトプットし続ければ流れていく。

自分で機会をつくらなければ、インプットの機会が少ない。
これは学校という枠組みから自分が外れたから感じることなのか、教師という職業が抱える問題なのか。

どちらにせよ、10年目の初任者がいることは間違いない。

今の悩みは自分の方向性を決めること、
人によっては「聞く力」を軸に、
人によっては「対話的で〜学びを」軸に

自分の中で矛盾している問題がある。

今年、特別支援級で
「聞いている時間が増すほど、児童の離脱率が高くなる」
という学びをした。

しかし、
「発表をしている児童の意見を自分なりに解釈し、質問する力」
が必要ということ。

だから聞いている時間は子どもが伸びる機会で、

だけど離脱してしまう可能性が高くなる


離脱させないためには、
それぞれのトーク力を高める他ない

ただし、トーク力を高めるためには、聞く力を高め、人、自分のトークを分析する視座が必要になる。

最初にはステップが必要になる。
その導入として、朝のスピーチが有効ではないだろう。

多くの学級では、スピーチを原稿なしで読んでいる。
例えば今日の記録では、
c「この前の休みの時、おじいちゃんと映画を観に行きました。◯◯◯◯という映画を見ました。面白かったです。何か感想はありますか。」

t「それだけじゃ1年生と一緒です。もう少し詳しく。」

c「映画を観た後はおじいちゃんとスパゲティを...省略。質問はありますか。」

c2「楽しかったですか?」
c3「何スパゲティを食べましたか?」
c4「席は前の方でしたか?」

...時間の無駄である。
やらない方がいい。

多くのクラスを見て思うこと、
段落を付けられない子どもが多い多い

だから自分のトーク

つかみ
言いたいこと
オチ

という意識で話ができない。
結局は時系列に思い出したことを話すだけ。

大人でもいる。

こういう子に感想を求めても大抵黙り込んでしまう。
イジリにも気づかない。

ユーモアのない子どもが育成される。

そして、面白いと感じる感性が鈍い子どもになる。

朝のスピーチを充実することがユーモアのある子どもを育てる第一歩になる。

①縦罫線の紙を配布
②4段落構成の型を指導
③事前に練習、暗記させる
④発表
⑤原稿を掲示
⑥次回テーマの原稿を書く①へ

こんなサイクルでやっていくと
急に「石鹸について1分間話して」とふっても、「世界のインフラ」について語れる子どもが育つ。

朝のスピーチ大事。


話を戻して、本から知識を、ネットで情報を得る努力をすることと
実践を重ねることは並行して行わなければならない。

あとは繰り返し同じことをやっていきたい。大切。まとまらないけど眠くなってきたのでおしまいにします。