相手の主張を聞き、建設的な議論を行う
◆教材
「てつがくおしゃべりカード」
※6月14日に発売されました〜
◆お題
「おばあちゃんが間違っていたら、注意してあげてもいい?」
・注意をすること
子どもの中で注意とは、身近な行為である。よく見る子ども同士での注意、
基本的に私はヒエラルキーを生むので、子ども同士での注意は禁止とする。
しかし実際、清掃活動中や子どもの生活の中では存在しているはずだ。よって行為自体については考えやすい題材であると思う。
この問いで「注意すること」の本質に触れて行ってほしい。
よく聞く子ども同士の注意とは、相手を陥れるものだったり、大したことがないものだったり
質が良くも悪くもある。
大事である時も、小事である時も。
・対象がおばあちゃん
ここも争点になるはず。
目上の人に対し、
①間違っていることは間違っていると言う
②気づいても目上の人だからそっとしておこう
この二つに分かれると思う。
そして、この問題の追質問として、
「実際に行動できる?」がある。
おばあちゃんというキーワードが、
注意の対象行動の質を問うことができる。
対象の行動がそこまで悪いことでなければ、見過ごすことができる。
主観だが、軽度の、例えば
「電車内で大声で話す」
「横に広がって歩く」などだ。
悪いと考えるのは、
「路上で吸い殻を捨てる」
「お店で文句を言いまくる」とか
子どもの中の問題意識が議論の軸になるはずだ。
私自身は注意というものに年齢制限はなく、大人だろうが子どもだろうがダメなものはダメであり、気づいた人が指摘をすればよいと思っていた。
しかし、実際に子ども同士での注意を禁止している点など矛盾していることがある。
つまり、注意には年齢、程度、状況の3つの要素があって、それが自分の中で納得できない時にするものであるのかもしれない。
悪いことは悪い
自分が...
この場で言うべきなのか
この尺度があるかなしか
何も考えずに発する言葉よりも
知的な発言、言葉に重みが増すのではないだろうか。
私の考えはザクッと書いたので、あとは子どもたちの議論に期待したい。
下手な道徳やるよりも価値がありまっせ。自分の価値観しか人には伝えられない、だから自分の価値観を磨くことですな。そんな偉そうなことを思いながら...
結論:
周りの人に迷惑な行為であれば、注意してあげる!!
みなさんはどうですか?
追記
ツイッターより
間柄という要素の追加