去年のことである。
去年は取り憑かれたようにバスケに力を入れていた。それはもう土日はずーっと考えていたくらいだ。そのぐらい楽しかった。
どちらかといえばシステマチックなオフェンスの仕方だったので、管理的なバスケットボールになっていた。自分が主でやる初めてのバスケットボールだったので尚更力が入った。
しかし、力の入れ方が良くなかった。
子どもを強く叱った。型に嵌めた指導だった。
それでも子ども、保護者はついてきてくれた。
結果は2勝1敗という結果で決勝トーナメントには進むことができなかった。
背の低いチームであったのでスクリーンを基本戦術にしたオフェンスを突き詰めた。
しかし、やはり小学校の練習時間でスクリーンを軸にした戦術は厳しく結果を残すことができなかった。
11月に試合があるのだが、選手たち引退後のとある教室。
授業は外国語。
去年、私はサポートする側に回り、子どもの困りを手助けする仕事をしていた。
特にサポートする必要がないときは子どもと一緒に活動する。
その日は英語でプロフィールをつくった。
自分の似顔絵を描き、英語で自分の好きなものを書いていく。
私のプロフィールを見たバスケ部だった女の子が「先生バスケットボールは?」と聞いてきた
急いで書き足した。
オチがある話ではないのだが、去年の子がいたからこそ、ここまでバスケットボールに没頭できているんだと思う。
正直、言ってバスケットボールは以前は全く興味の外にあるスポーツであったが、教えることを通じて自分にとって大きなものになった。
近年、部活動は縮小傾向にあり、一生懸命にやることがタブーになってきている。しかし、中途半端にやっても何も残らないと思っている。
それは去年から言い続けている。今年は中途半端になっている気がする。やるなら徹底的にしなければならない。
モチベーションが見えにくい子どもに尋ねてみようと思う。勝ちたいのか勝ちたくないのか、どんな結果がいいのか。
それによって先を考えていこうと思う。
小手先でやるならやらない方がマシだと個人的には思う。やるか、やらないかではなくやるか、やるかである。
いい指導者の条件は勝ちに導けるコーチ、成果主義でなければならない。
勝ち負けは関係ないなんてあり得ない。
最強の併読。
私のモチベーションはどこまでも高い。