ある3年生の子が
「この学校で一番怖くて、一番おもしろい先生」
と言う。
私の理想の教師像そのものである。2番は嫌なので何でも突き抜けてる方がいい。大分マイルドになったと思ったが、キャラクターの切り替えができるようになり、余計に際立つようになったみたい。
前任校を出るとき、「謙虚さを大切に」と言われた。
謙虚...控えめで、慎ましい様子、自分自身の能力に驕ることなく、相手の意見に対して素直に受け入れること。
世の中、口上では謙虚な人は沢山いる。「私なんて」、「つまらないものですが」
本当にそう思って言ってる人もいるし、社交辞令として言う人もいる。
多分90%な人は挨拶的なサムシング。
その分私は、この高い能力を有しているにも関わらず、努力を惜しまず、相手の意見を受け入れる柔軟さを持ち合わせている。
実際は自分は大したことないと思っていても、表面上は「さすが、俺」と言うべき。
もし、「私なんて」と言ってしまった時には、どんどん惨めになっていくだけ。
本当に上り詰めた人の「私なんて」はかっこいい。極めた人のみに許される言葉である。
能力の低い内は「さすが、俺」と言い続けるべきだと思う。本当に思っているかは別にして、表面上は「さすが、俺」でいい。
その言葉を吐いた裏で努力すればいい。
だだ滑りした次の日は、 また考えてネタを披露すればいい。マジシャンが出てきて、「これからつまらないマジックですが」なんて言ったら、期待できない。
教師が前に出てきて、
「初めてで自信ないけど」なんて言ってしまえば、子どもは「えっ」ってなる。
言葉は人を形作るのである。
根拠がなくてもいい続けろ。
見破られたら「お前、賢いな〜」と流せ。
とにかく「さすが、俺」といい続けろ。
実力がついてくれば痛くなくなる。
自分の形は自分で作れ。
カバンがプロテインを摂取した模様