ゴリラがひとになるまで

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ピンポイント

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久々に部活動が始まって思ったこと。

 

陸上における種目での練習は何をベースにおいたら良いかというテーマである。

 

例えば、最近少し話題になった

 

そもそも野球に走り込みが必要なのか。

残念ながら野球の指導をしたことがないので、断言できない。しかし、走り込みによってバッティングや球速が上がるのであれば、マラソン選手の投げる球は速いのだろうか。

 

と山本義徳先生が言ってた()

 

私が主張したいことは、それぞれの種目に適した運動があるということだ。

投運動するにあたってどの筋肉を鍛えれば良いか言える人はどのくらいいるのだろうか。

跳躍で距離を伸ばすために動員される筋肉を言える人はどれだけいるだろうか。

 

最近、自分がトレーニングしていて、紹介されている種目があって、ただその種目を無目的にするとただの猿真似であるということだ。

 

この方法は素晴らしい。真似をするべきだ。

という流れになっても結局、種目について精通していないとただやらせているだけになる。

 

例えば幅跳びで遠くに飛ぶために必要なトレーニングは何だろうか。

ボールでまっすぐ投げられない子に対して、どんなトレーニングをさせるだろうか。

ハードルを跨げない子の原因はなんだろうか。

長距離で腰が落ちてしまう子に必要な運動は何なのか。

ピンポイントで指導できるようにしたい。

それは日々の授業でも役に立つ。子どもを喜ばせるためのプログラムではなく、力をつけさせるためにプログラムを考えるべきだ。

教師の力量は具体であるかで判断できる。より小さい的で指導できるかである。(もしくは小さい的を把握した上で、段階を示して指導できるものである。)

 

 

今日部活を見てて、上半身と下半身の動きがバラバラの子がたくさんいて、教えがいがあるな〜と思ってニヤニヤしてました。多分外で運動の機会がなかったんだろうと思いました。

 

小学校時における運動機会の喪失は痛手かもしれません...。